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当時私がBDL製オープンプライマリーを購入する際に一番困ったのが、どこで購入すればよいか、
国内では色々扱っているサイトはありましたがどれも本国アメリカよりも10万円近く高い!
仕入れして商売しているのだから当たり前と言えば当たり前ですが、私はとにかく本国の値段で購入したくアメリカのサイトを探しまくりました、そこで見つけたのが”Debrix Cycles”というサイトでした。
片言の英語でのメールのやり取りでしたがしっかり対応していただき無事に本国の値段(日本より約7万円引き)で購入する事が出来ました!
ですが新たな問題が!取り付け説明書が無い(´;ω;`)ウッ…!!
そこで有りとあらゆるサイト&動画を検索し、なんとか苦労し取り付けまでの情報を集めました。
これから自分で購入し、しかも自分で取り付けするという人の為に、ここに取り付けまでの解説を用意します!
皆さんの役に立ってくれればと思います!!
部品:05ダイナ用BDLオープンプライマリーキット(米国価格¥16万円)
まず始めにプライマリーカバー下部分のプライマリーオイルのドレンを六角レンチで外しオイルを抜いていきます。
その後下のステップ部分を外していきます。
これも六角レンチです。
次にシフトレバーの取り外しです。
これは六角ボルトのインチサイズです。
次に右側に周りバッテリー&セルモータを外します。
配線が邪魔でボルトが緩めれないので外します。配線の色を忘れないように写真で撮っておきましょう。
下がピンク、上が黒です。
次は左に戻りシフトレバー部分に付いていたカバーを外します。
それからプライマリーカバーの周りのボルトを六角レンチを使い全て外していきます。
いよいよプライマリー内部のお披露目です!
ここからは、専用工具・整備技術を使う作業になりますが、ゆっくり考えれば大丈夫!難しい事ではないので気合を入れて、落ち着いて作業していきましょう!!
まずクラッチ部分のスナップリングを外していきます。スナップリングは縮めるタイプと、広げて取る2種類があるのでスナップリングレンチを購入する際には間違えないようにしていきましょう。私は慣れていたのでマイナスドライバーで外しました。うまくやれば外れますから、マイナスドライバーでも挑戦してみてください。
その奥の部品は手で引っ張ると抜けてきます。
その奥にあるクラッチプッシュロッドを引っこ抜いていきます、かなり長いですが勇気を出して一気に引っ張り出して大丈夫ですよ!
その後ど真ん中のナットを外すのですが、ボルトを回そうとするとプライマリー事態が回転して供回りしてしまいますので、チェーンロックをします。本来専用の道具がありますが、画像で見て木で代用できそうだったので木を削って作成しました。
後にばらばらに砕けてしまったので結局最後は太いドライバーを挟んで作業しましたが、太ければドライバーでも大丈夫ですよ!
ここのナットは逆ねじですので、時計回りに回して緩めていきます。
30というサイズの六角のコマを使います。
次にフロント側のナットを緩めるのですが、本来大型のインパクトレンチで緩める物なのでか〜な〜り!!固い!!!ビビるくらい固いです!!ここは油断しないようにしてくださいね、
ナットが舐めたら一巻の終わりです!
こちらは通常のナットですので反時計回りで外していきます。
ちなみにこの後木で作ったこの道具はバラバラに砕けました…
インチサイズの大型の六角のコマです。工具屋さんでないとホームセンター等では絶対に売っていません!
やっと外れましたがこの時の私は汗だくでべっしょり状態でした。
参考までにどうやって外したかというと、想像してくださいね…
まずコマに通常のレバーを装着します、ここまで普通です。しかも通常のレバーではいろんな手を試しましたが絶対に!!緩みません!!
そこで私は一メートルくらいの鉄パイプを用意して通常のレバーにかぶせました。
お分かりいただけますよね?その鉄パイプに70キロの私が乗っかり思いっきり力を入れましたが、これでも全く緩みません!じゃあどうしたらいいんだ…困りました。インパクトがあれば…
なんて考えている時に一つ思い浮かびました。エアーインパクトの構造・仕組み…
私の作業に足りなかったのは、”ハンマー”です。インパクトは回転+ハンマーの衝撃によりネジを緩めていきます。それだ!!!
その後もう一度レバーにパイプを繋げパイプの上に乗っかり私の体重を乗せた状態で、ナットに使い部分のパイプを思いっ切りハンマーでぶっ叩きました!
緩んだぁ〜〜!!!
インパクトやコンプレッサーが無い環境ではこの方法をお試しくださいね!
ここまでくれば簡単に外れてきますから前後同時に引っこ抜いていきます。
次にプライマリーインナーカバーを外していきます。ボルトに鉄プレートのロックが付いていますのでマイナスドライバーで叩いて広げてボルトが回るようにします。
インナーカバー外れました!
ちなみに外す前にインナーカバー右上のギアの様な物、これはセルモータの先に付いているギアなのでボルトを緩めて外しましょう。これを取らないとカバーは外れません。
バネも付いているので順番を忘れないように写真を撮りましょう。
プライマリーチェーン!
やっとここまできましたね!!
まずはお疲れ様です(* ^ー゚)
ここまで順調でしたか??難しくても自分でやると楽しいもんですよね!
もう少しでバラシは終わって折り返しですよ!もう少しがんばって!
第二の難関な作業、圧入されたカラーを外します。
これはまたかなり固いうえに、専用の道具を使わなければ外れません!
さすがにここは専用工具を購入するか、誰かに借りるかして作業しましょう。
ちなみに購入すると3万円位する道具です。(社外なら安い物もあるかもです。)
こいつです。
専用って感じでしょう。
外すのに苦労するかもしれないけど最後の難所なので頑張ってね!!
取れました!かなりきつかったです…
最後のばらし部分スイングアーム先端のカラーをボルトを外し、BDLオープンプライマリーに付属の薄型カラーに交換していきます。
手に持っているのが薄型のカラー、これに交換しないとボルトが飛び出してBDLプライマリーカバーに当たってしまいます。必ず取り返えしましょう
マイナスドライバーであおれば簡単に外れてきますよ。
こんな感じ。
次に純正セルモータの先端のギアをBDLオープンプライマリー付属のギアに交換します。
順番を写真に撮っておきましょうね!
こちらはBDL付属ギアの取り付け順です。
付いてきた唯一の説明書でした。
これに変わります。
これがBDLの乾式クラッチですよ!いよいよ折り返しです!
ですが!ここでまた難所が!穴あけの加工です。
ボルトオンでダイナ様なのになんで??と思うかもしれませんが、米国でのダイナはフォアードコントロールなんです。したがってミッドシップは日本だけなので、ミッドシップに合わせてシフトレバー様に穴を開けなくてはなりません。
まずは純正のインナカバーのシフト穴の位置を画用紙などを使い位置を記憶していきます。
その記録した穴をBDLインナカバーに当てて印を付けておきます
ここがシフトのアームが入る部分です。
これアルミですがここまで厚いと簡単には穴は開きません。しかも穴が広いから尚更か。
表と裏から鉄用のホールソーを使い気合を入れて穴あけしていきます。
正直私は職場が工場なので設備が有りましたが、ない方は穴あけだけは鉄工所、もしくは自動車整備工場などに頼んだ方が良いかもしれません。穴あけだけなら対して料金はしないでしょうから。
穴があいたらその横にシフトレバーを通すパイプを固定するプレート様にボルトの穴を作成します。
これはある程度ドリルで基準のサイズで穴を開け、その穴にボルトを入れれるようにネジ切って行きます。
タップを使いボルト用に加工していきます。
こんな感じに固定します。
ハ−レーは振動が強い為ボルトの緩み止めを塗ってから固定します。
緩み止めはこれからの折り返しの組みつけで多数使いますので、しっかりとした物を購入して
質の良い物を使いましょう。
装着完成図です。純正っぽいでしょ(* ^ー゚)
シフトが通る場所なので面倒でも大事な所です。ゆっくりしっかりと加工していきましょう。
次は加工の最後!最後に取り付けするBDLオープンプライマリーサイドカバーにも同じように穴を開けます。
同じように取り付け用穴からのレバー位置を用紙に記録しそれをサイドカバーに当てて穴あけ
していきましょう!
こちらは薄いので簡単ですね!外注で穴あけする場合はインナカバーとこのサイドカバーも忘れずに外注先に渡しましょう。
こんな感じですね!完成図が見えてきました!
さぁ〜!いよいよここからが折り返しですよ!
ここからは自分の車両が見る見る変わって行きますから楽しさ満点です!
BDLインナカバーを取り付けし、センターのシャフトに緩み止めを塗り乾式クラッチを組んで行きます。
これは乾式クラッチ板です。
センターのナットはBDL用に変わるのでサイズは32になります。
あと作業している本人は解ると思いますが、この写真の部品は本来クラッチ板も全て組まれた状態で付属されてきます。しかしセンターのナットを固定する為一部をばらしてナットを固定します。したがってナットが固定できた後はバラシた通りに組んで行けばクラッチは完成しますから大丈夫です。
センターのナットがしっかりと付いたらクラッチ板を元の様に順番を間違えないように取り付けしていきます。
全てクラッチが組み終わったらプッシュロッドの方を組んで行きます。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、このプッシュロッドを差し込んだ後の調整用センターボルトはナットと一体化しておりセンターボルトを規定通りに固定した後ダブルナットの様にナットで固定するタイプになっています。
こちらフロントのプーリーです。
裏側を組んで行きます。純正なら付属の部品で構いませんが、ワイドタイヤなどにしている場合は厚みのあるギアに真ん中の部分だけ部品交換出来るようになっています。
この黒い部分です。
3本のピンをハンマーで叩いて差し込んで行き、プーリーにベルトを付けた状態でフロントに差し込んで行きます。
サイドカバー用の固定サポートボルトを取り付けしていきます。緩みやすい部分ですから緩み止めを塗っておきましょう。
垂れた液は拭いてね。
これがサイドカバーサポート。
こちらがサイドカバーを取り付けた様子。
もうほぼ完成態になってきましたね!
ステップを取り付けした時は私の場合はサイドカバーに干渉していたのでナットをかまして表に出るようにしてやり、干渉を回避しています。
こちらのナットもBDL専用に変わるので33サイズに変わります。
これもホームセンターではほぼ売っていないので、工具屋さんに行って購入しましょう。
BDLのロゴが入っているカバーを取り付けしていきます。
これは六角レンチなので簡単ですよ!
本来は円盤の様なカバーが付くのですがメカメカしくしたかったので取り付けはしませんでした。
ほぼ完成!
最後にクラッチ調整をします。
この写真クラッチ部分のセンターボルト(銀色のボルト)を緩めておきます
その次にクラッチレバーワイヤーの途中で調整できるようになっている部分があるのでそこのダブルナットを緩めて縮めてクラッチレバーがフリーになるようにします。
ここから調整します。(重要なので適当には絶対にしない事クラッチ滑らす原因になります)
まずクラッチセンターボルトを六角レンチを使ってゆっくり力を入れず指で絞めていきます。
ゆっくり意識しながら絞めていくと何かに当たる感触が有ります。そこから先は絶対に絞めこまないでください。逆に当たった部分から45°戻します。
時計に例えると:例えば時計で言う45分の位置で当たった感触があった場合30分付近まで戻すという事です。大丈夫ですね??
45°戻したらナットでその位置で固定してやります。
それからクラッチレバーワイヤーを張って行き、自分の好みの遊びの位置まで張りダブルナットで固定してゴムカバーをかぶしてあげて下さい。
調整はこれで終わりです。
ここまで御苦労さまでした!!
疲れたでしょう! 苦労したでしょう! 悩んだでしょう!
でもその分喜びは倍ですよね!
ショップでお金を払ってやってもらっていればここまでの感動は無かったはず!
愛着を感じ大事にしてあげて下さいね!
完成はこうなりました!!思えばどこから購入するかを悩む事からスタートしました!アメリカのサイト”Debrix Cycles”の方々にも感謝いたします!
努力の結晶をとくとご覧あれ!!!
これがダイナ用BDLオープンプライマリーだ!!
BDL FXDL ダイナローライダー オープンプライマリー
ダイナ オープンプライマリーBDL製